続・ミニマリストになりたくて

ミニマリストを目指した数年前のブログを、時を経て「学んだ私」が書き直していきます。

モテ男を目指させる!その先が、親が目指すゴールだ!

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長男の算数の学力が危険だ。

親としては、心底心配な状態だ。

でもどんなに、あの手この手で働きかけても響いていない。

それどころか、成長していく弟に抜かされるのが怖くて足を引っ張ろうとする。

最悪だ・・・

 

コーチングの資格だってある、心理学だって勉強した。

でも、親の感情が爆発してしまうと、本に書いてあるような理想的な導きができない自分がいます。

 

何が不安って。

目の前のわずかな苦痛から、逃げることばかり、言い訳ばかり考えること!

算数って、試行錯誤しながらなんとか答えにたどりつこうとする勉強よね。

これがだめなら、こっちはどうか。

 

完ぺきにそういう発想抜けて育ってる。

わかんない、だからやらない。

できないんだからしょうがない。

そういう発想、浮かばないし~。

 

そんな感じ。

そして、ブチぎれてしまいました。

私が真剣に話しているのに、寝っ転がって最もらしい言い訳を並べる長男に。

 

かなり力が入ってしまったビンタ(笑)

寝ころがっている人間に対して、振り下ろされた手は重力も手伝って勢いがついたかも?

 

当然怒鳴って大泣きなわけでしたが。

きっと勉強で話すから、この子はイメージがわかないのかも?と思い、バスケの朝練を例えに話しました。

 

  • こんなにたくさんの時間勉強したのに!!
  • それ、もうやったのになんでまた?

 

でもそれってさ

  • 朝練に来たことで満足してる、目的なくバスケやってるのと同じ
  • 一度シュート練習したら、入っても入らなくてもいいってこと?

 

ドリブルが苦手なら、できるようになるまで練習するでしょ?

計算問題だって、理解するまでやらないとできるようにならないでしょ!?

 

練習時間が何分もやったじゃなくて、短時間でもどれだけ中身のあることをしたかでしょ?

 

できる弟をいじめているのを見て、娘が代表委員に選ばれ続けた時に、クラスのある女子に言われたことが重なりました。

 

「なんで代表委員辞退しないわけ?おかげで私がなれないでしょ!?」

 

は?バカかお前は・・・

悪口ばっか言って歩いて、校則破って、嫌われてて。

人望ないの棚にあげて、よく人に言えたもんだね。ということがあり。

 

そんな娘の友達と、お前は同じ道を歩き始めてるぞ!!

そんな息子、絶対ママはいやだ!

 

と訴えました。

そしたらですね~。

人が変わったみたいに、計画を立てて、弟にも優しくなって、頑張りだしたんですよ。

ビンタがきいたのか、たとえ話が効いたのかわからないけどさ~と、嬉しくて旦那に報告したんですね。

 

翌朝

 

オレ、器を割って大きな人間になるから!

 

???????

 

とりあえず、さわやかにうなずいておいたが。

旦那と意味を考える。

 

あ!

器のちっちゃい男だね!と、最近私が言っていた。

殻を破れ!というフレーズを最近見ていた。

 

殻を破って器の大きな男になるから!

 

と言いたかったのね?

娘もお腹を抱えて笑ってました。

器割ったらダダモレじゃ~ん!って。

 

そんなおバカなところを見ても、頑張りだした長男が嬉しいのでおだやかな気持ちでしたよ。

でもですね。

かなりショックすぎる発言が・・・

 

 

どうしてやる気になったの?ビンタのせい?

 

と聞いたところ

 

う~ん、一番の決め手は・・・

スイッチ(ゲーム)をやろうとしたら、ブツっと電源が切れたから!

ダラダラ勉強して、終わったらゲームと思ったのに、弟にゲームの制限時間分全部やられた!

 

あまりにやるべきことをしないので、ゲームの制限時間を減らし、強制終了するように旦那がこっそりセットしてくれました。

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

ウソだろ・・・

母の真剣な訴えも、たとえ話もこいつには通じない。

何も響かない。

むなしい。

マジで知らねーぞ・・・

 

そんな感情がぐるぐると。あぁ母親ってなんなんだろう。

 

でも、娘の言葉にヒントを得ました!

 

勉強が本当に楽しくなったのは塾に行ってからだよ。

アハ体験をしたり、テクニックを教わったりしてから、どんどん知りたい!って気持ちが出てきて。

人間、一度手に入れると欲が出るから手放したくないんだよ。

私はそうして、もっともっとと思って挑戦してきたから今がある。

弟は手にしたことないから、欲がでないんじゃない?

 

 

なるほど!

息子にとってのゴールは

 

目立つこと、モテること!

 

これがすべて!
じゃあそのゴールに向かわせる努力を、親もすることにしよう。
まずはモテて、そのポジションを奪われないように努力させよう!
作戦はこうだ!
 
親ばかながら、息子はイケメンである。
向井理に似ている。これは他人様も認めてくれている。
そこで
 
  • いつもはパパが切るが、美容室へいき、向井理の画像を見せてオーダー
  • 学校以外のファッションは、白のVネックTシャツや、白シャツなどで王子キャラを目指す

 

まずはこのレベルをクリアさせます。

もともと、かわいらしい顔立ちで、女の子と間違われちゃうこともある。

本人は「かっこいい」と言われたいのに、男子にも

「お前ホントかわいい~な~」と頭をなでなでされちゃう子犬っぽさ。

 

でもみんなに優しい子で、おちゃらけてて人気者ではある。

これでオシャレさんで、実はイケメンか?と思われれば、女子にモテるかもしれない。

注目されれば、来年応援団長になれたとしたら、姉と同じく学内で有名人になれるかもしれない。

 

長男は実は得でもあるポジションなのだ。

姉は学校で名を轟かせた。その弟ということで結構知られている。

次男は幼稚園でモテていて、そのお友達の姉・兄が小学生だから

「〇〇くんのお兄ちゃんだー!」

と知られつつある。

 

できる姉と弟にはさまれたこのポジション。

生かすも殺すも本人次第。

 

早速、向井ヘアにした。

マジ似てる!!

本人すっごいノリノリでウケたけど。

ただ、ワックスをつけないと似ていない。

学校にワックスはつけていかないから残念ではあるが、本人の気持ち的にかなり前向きになっているのは確かだ。

 

ファッション。

学校にはもっぱら、黒かグレー。

汚れがひどいから。

でもピンクや白が似合うタイプで、本人もピンクが好きだったりする。

男でピンクを着こなすと、オシャレさんなイメージが私の中で勝手にあるのだ。

この間ドラマ、花のち晴れ で、花沢類(小栗旬)もピンクのパーカーだった。

王子といえば全身白!それか、白にブルー、Vのピンク。

そんな母の妄想につきあわされる長男だが、まんざらでもなさそうだ。

 

これでモテて注目されだしたら

  • かっこいいけど、頭悪いらしいよ?
  • かっこいいけど、足遅いよね?
  • かっこいいけど、寝ぐせだったよね?
  • かっこいいけど、字が恐ろしくヘタだよね?

 

そんな噂はきっとイヤだろう。

そしたら、後付けで努力してくれるのではないか。

その努力こそが、母が目指すゴールなのだ。

人の目をいい意味で気にしてほしい。

 

顔は変えられないのに、顔はいいんだからあとは努力でどうにかなるでしょう!?

それしか、そうとしか彼のモチベーションはあげられない。

もうこれしか今は考えつかない。

 

正当な方法がことごとく通じないのならば。

常に想定外な息子ならば。

親もわけわからん作戦をどんどん考えなければ太刀打ちはできないと思った。

 

自分と真逆の子供を持つと、自分の能力もどんどん引き出されるんだな。

ストレスたまりまくるけど、どうすればいいのか考えるし、普通の発想じゃない世界にまで自分をいかせてくれる。

ありがたくも、恐ろしい息子である。