無事、運動会が終わりました。
娘ほど日頃詳しく話してくれない息子なので、何かとどんな仕上がりなのかわからないまま、親は当日を迎えました。
団長としてもどんな感じなのかしら
セリフ覚えたのかな
体力持つかな
旗持ってグラグラしないかな
絶対的信頼感の娘とは対照的で、大丈夫かー?としか浮かんでこない。
やりきるとは思うけど。
しかしフタを開けてみれば!
常に低学年中学年に意識を向けて、そばまで言って懐っこい感じで、かつパワフルに。
もはやあなたは嵐の一員でコンサート中ですか?って感じで
もっとこい、もっと声出せ!
みたいにやってる。
マイクではなく、耳を傾けて
ファン(低学年)に大声で歌わせている。
みんなノリノリで競うように声を出し、団長の近くまできている。
そんな団長は、楽しくて仕方ないみたいな笑顔で走り回っていました。
常日頃、腹から声を出しているおかげで最後まで声が枯れることもなく、澄んだ通る声でやりきりました。
響くのよねー、この子の声は。
他の団員にも声をかけて、団員みんなが競技の方ばかり見るのではなくて、応援している側にも何人か向かせて盛り上げていました。
それが嬉しかったですね。
応援団だけの自己満足で終わらないで欲しかったから。
相手チームの女子団長は、とても大柄で頭も良くて、男まさりでした。
それこそ、親の前評判としてはすごいだろうなという期待の子。
一方チビで、可愛らしい印象の息子は
大丈夫なのー?
と言われていました。親たちから。
でも見た目にも小ささを感じさせなかったし、何より周りの仲間が本当にしっかり支えてくれているのがわかりましたね。
得点も接戦でしたが、辛うじて勝ち、優勝がわかった瞬間。
飛び跳ねて喜ぶかと思いきや、座り込んで動かない。
ホッとしたのかな?
低学年は飛び跳ねていて、それにつられてやっと立ち上がった感じで意外でした。
最後団長挨拶というのができていて、文面も考えて先生チェックが入っていたらしいのですが。
一発OKで修整なしだったそうです。
それにしちゃあ素晴らしい挨拶!
自分みたいにやりたいけどやれるかな?不安だなっていう人の気持ちがわかるから、その子達へのメッセージ性が出ていて。
かつ、みんなのおかげでやりきれた感謝も伝えていました。
それ大事だよね。
自分が偉い、すごいと勘違いしちゃいけない。
上に立つものとしての考え方が、少しずつ感覚的にわかってきてるかな。
先生からラスト無茶振りされて、団員とどーする?って焦ってたけど、すぐに自分で決断してやってのけました。
アドリブ早く対応できるようになったなーとそこでも感心。
頼りないと思っていたけれど、子供は、特に男子は。
知らないうちにたくましくなっているものですね。
親の思い込みはよくないなと反省です。
そんな中、次男と、同じく1年生の団員の弟(友達)ふたりは、仲良く隣に座りながら応援団の練習をしていました。
5年後彼らが引っ張っていくのかな(笑)
そこの家とうちは、それぞれ3人兄弟。
上4人は皆応援団やってました。
仲がいいからかもしれませんが。
それを見て育つ末っ子が、これまた楽しみです。
ちなみに末っ子二人とも足がめちゃ速くて、リレーも徒競走もいい走り。
このままライバルとして切磋琢磨するのかな?